2017年1月27日金曜日

1月26日、タイで一番綺麗な海

117日は東京のボートピープル山下さんがチャロン湾にて乗船。
沖縄で買ったグランドバンクス42を夢の島まで回航し、その船が
自宅の海上生活者です。海上生活者としては先輩になります。


18日は買い出し組と入国手続き組に二手に分かれ、時間を有効活用して
午後は南のナイハーンビーチに移動。強い東風が吹いており、それから
逃れるのに絶好のこの湾は大人気。31艇の船が停泊していました。
隣のスイス艇の船上では、女性がトップレスで日光浴。いい泊地です。

19日はビーチホッピングの日。プーケット島西南部のビーチを
見ながら北上します。一番小さな、ホテルの無いフリーダムビーチ
が綺麗なので錨を入れます。


ビーチの左端に更に小さなビーチがあったので、テンダーで上陸。
階段があったので高台に上がります。そこには―――猿がいました。

ビーチに戻ると、何やら綺麗な物がうろちょろしています。
グラフ雑誌にでも使うのでしょう、水着のモデルさん数人の業務撮影が
行われています。ここは、とてもいいビーチです。お勧めします。


20日はパトンビーチに移動。ピークシーズンで浜は賑わっています。
ここでは、ゴミ捨て、ランドリー、買い出し、マッサージが定型業務です。
先日の失踪事件からの反省で、テンダーには常に鍵を掛けます。

夜に愛知県から来た中根さんが乗船。4つの船室は満杯になりました。
中根さんは23日の弾丸クルージングです。早くリタイアして下さいね。

21日の朝、湾内には美しい4本マストの帆船が停泊していました。
帆船クルーズシップのスタークリッパー。乗客にはFBで知り合った、
渡辺さんが乗っていて、この朝に下船予定。その足船がUmineko
近くを通る時に、旗と音で歓迎の儀を行います。


その後に、20マイル南に浮かぶラチャヤイ島に行きましたが、湾内は
大混雑でとても錨泊する気分にならないので、ナイハーンビーチに移動。
湾でとてもユニークなデザインのボートを見ました。イタリア製のオーシャン
エメラルド号。チャーターは一日約250万円也。50人乗れます。


22日はUminekoメンバーと渡辺さん一行とで昼ごはん。渡辺さんは
ヴァンデグローブ単独世界一周ヨットレースに出場した、白石康次郎さんの
応援団長。レースの裏話を聞かせて頂き、楽しいひと時を過ごしました。
ヨットが趣味というだけで、直ぐお友達になれるのがヨットの素晴らしさの
一つです。


23日は再びマーケットで買い出し。マーケットに蛙と亀(どちらも食用)
を売っていたので、蛙にチャレンジ。2階でスパイシー味に料理して
貰いました。


午後は、強烈なスコールを浴びながら北上。空港の南の小さなビーチ沖で
アンカリングです。浜には小規模の5つ星リゾートがあります。
アンダマンホワイトビーチリゾート。ビーチリゾートに
行くならこういう所がいいですね。

24日は今回のハイライト、シミラン島に向かいます。シミランという言葉は
マレー語の9を意味するスンビランから来ており、9つの島が本土から60k
離れたアンダマン海に南北に連なっています。

スタークリッパーで一足先にシミラン島を訪れた渡辺さん曰く「水は透き通って綺麗だが、中国人で大混雑だぞー」。夕方にはすくはずと読んで、予定通り進みます。
11時間かけて到着しました。湾の入り口には大きな岩が高い所に積まれていて
誰が?宇宙人の仕業か?と空想させます。


湾にはいると、本当に綺麗な水です。しかしダイブボートが沢山ブイを取って
停泊していて、空きブイ無し。仕方なくアンカーを打ちましたが、近くのダイブボート
のおじさんがこちらに向かってタイ語で吠えます。雰囲気良くないので、南に5マイル
の別の島に移動します。

暗くなる寸前に岩陰に錨を打ちます。隣に停まっていた泊り掛けダイビングの船から
夜にナイトダイビングが行われました。水中に懐中電灯の光が蠢き、幻想的はショー
を楽しめました。

25日、晴れ。タイで一番綺麗な透き通った水の上に浮かんでいます。まさにクリスタルクリアー。与論島以来の透明な水です。感動もの。マストに登って近くの船を写すと、空中に浮いたように見えます。Uminekoのゴムボートも浮いているみたい。














パンを投げると縞模様の魚が集まり、船底の藤壺を掻き落とすとUminekoの下には
大小の魚が集まります。大きな魚も来たので、銛で取ろうと試みましたが、失敗。
その代わりに、パークレンジャーのボートが来ました。「後ろの船から通報があった。
銛で魚を獲っていたろ」。浜に連行され、罰金とマリンパーク入場料を取られました。
銛は没収。


航海記(後悔記ではありません)も宜しくお願いします。


2017年1月16日月曜日

1月16日、ムック島洞窟探検

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
今年もUmineko通信を宜しくお願い致します。

さて、昨年は旅の最後の所で風邪をひいてしまい、
ハイライトの一つ、ムック島の洞窟探検が出来ませんでした。

同行の鈴木さんにはツアーボートで行ってもらいましたが、
私はまだ。

という事で、まずはここを目指しました。



ペナンの新年はマリーナの岸壁での6分の
花火で始まりました。

マリーナの住人、オオトカゲとも
挨拶を交わします。

マリーナは中国の新年を迎える準備が始まった中、
日本からおかのさんが到着。


FBで知り合った東京の方です。Uminekoには女性クルーが
良く来るという話がありますが、船長の人畜無害な点が広く
認知されつつあるのかも知れません。
いや、ひょっとすると例の若返りの秘薬の効果か?

今回はペナンからおかのさん(女性)、プーケットから山下さん(男性)
同じく中根さん(男性)、豊田さん(男性)、末田さん(男性)と延べ5人
の方が乗たり降りたりと忙しい。

出国手続きと無税の酒を求めに、最初によるのはランカウィです。
ここでは一本マストのヨットとしては世界最大のヨットに出会いました。
全長75m、マスト高さ約90m。後ろには水上飛行機が積んでありました。
建造費約50億円。 ある所にはありますね。


先回同様、リぺ島でタイに入国。一路ムック島へ。
夕方4時に到着。例の洞窟の北にあるアンカリングポイント
に錨をいれます。小さな湾になっていて奥には小さな砂浜が
のぞいています。


風が西から吹いて、悪い三角波が立つ中、テンダーにパドルボート
を引いて洞窟の入り口に向かいます。

入り口には観光船用のブイが
あり、それにテンダーを繋ぎ、パドルボートにおかのさんが乗って
私を泳いでいざ出発。


入り口は低く、頭に気をつけて進みます。
中は真っ暗。防水の懐中電灯で恐る恐る進む事約60m。
左に曲がってすすんだら、ありゃ、行き止まり。

反対に向かったら、光が見えて来ました。



そこには直径5-60mの大きな縦穴が開いていて、浜が広がっています。
周囲はダイナミックに切り立った壁がこの秘密の場所を守っています。



今は観光地で頻繁に観光客が訪れます。洞窟をくぐるには泳ぐしかなく、
誠に思い出深い所です。
人に知られる前はどんなだったのでしょう?秘密の儀式が執り行われたのかも。

帰りの洞窟から海への出口が緑色に輝いて、神秘的でありました。