2016年4月1日金曜日

3月31日、パラダイスしていまーす。

3月29日、食糧買い出しを終え、スービックベイヨットクラブを後にします。
ベンガル7も今日の午前中に出港していました。
 
湾内は波無し、風有りで気持ちのいい帆走をジブセールのみで楽しみ。
湾を出た所で、メインセールを上げます。取り敢えず、夜が近いので
1ポイントリーフでセット。

 
南南東に南下します。東側の山で風の方向が変化します。風も波も
出てきました。夜間の1人操船に備え、1人で2ポイントリーフに
縮帆を行うデモがキャプテン、といっても私ですが、による模範演技。


 
そうすると、西の水平線に夕日がタッチダウン。
 
最初の帆走中晩御飯は杉崎クルーの当番。回鍋肉どんぶりです。
濃い目の味付けですが、なかなか行けます。
あっ、味付けはインスタント、回鍋肉の素でした。

 
ルソン島の南西角で南東に変針。ルソン島とミンドロ島の間の水道に
入ると風が水道に沿って加速されて流れています。つまり、向かい風
で強風。波がしらは砕け、海面は沢山兎が走っています。


 
スービックで水洗した船体は再び潮まるけ。
 
30日午前11時、目的地のプエルト・ガレラの入り口に到着。
アウトリガーを付けた観光船、ルソン島のバタンガスへ行くフェリーと
すれ違います。



 
湾内に入ると、そこは天国、パラダイス。外の荒波がうその様。
フラットな海面にヤシの木の葉が風になびき、クリスタルクリアーな
海、白い砂浜、アンカリング中のクルージングヨットが見えてきます。



返って来ました、南海のパラダイス。きもちいいです。最高。やばい。
 
町に近い所にあるヨットクラブの前に係留ブイが沢山あるのですが、
すでに満杯。少し離れた所にある、他のヨットがアンカリングしている水深12m
地点にアンカーを下ろしました。
まずは、乾杯ですね。

 
そうしていると、1艇のゴムボートが向かってきます。付く前に、杉崎クルーは
エリック!と叫び、相手はヨーコと返してきました。
日本であった事のある人と、ここで再会とは海は広い様で狭い。
 
キャプテン・エリック。国籍スイス。年齢49歳。海上生活歴13年。
北はアラスカから南はパタゴニアまで航海距離は10万マイル超。
スリムな紳士です。
 
彼の案内で、他のヨットを訪問して情報収集、町の様子をチェックします。
小さな町ですが、何でもあります。いい所です。私は1-2ケ月は滞在したい
くらい。



 
夜はエリック船長を招いて、焼肉パーティ。をしていると、フランス人のジュリアン君が
自分で焼いたパンを持ってきました。
 

食べて、飲んで、喋って、天国の最の夜は更けていきます。
 
翌朝、ジュリアンの船に行って、シュノーケリングの案内を
頼んだら、「午後にしよう。頭が痛い」と二日酔いでありました。
 

こうして、泊地で友人も出来、時間を忘れた天国の生活が始まります。




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