Umineko艇長の佐藤です。艇をマレーシアのランカウィに置き、 年末に一時帰国をして日本の空気を吸ってきました。
1月10日にランカウィに戻り、いきなり国際レース、Royal Langkawi International Regattaにクルージング姿のまま出場。乗員の都合で全日程5日の内、3日間のみレースに出場。 残りはパーティを楽しんできました。
結果は? 悲惨、いやレースにならず。 カタマランはレーシングクラスとクルージングクラスの2つが設定 されていましたがレーシングクラス3艇参加、クルージングクラス1艇( Umineko)の為、カタマランは1つのクラスでくくられ、 レースに良く出ている船と一緒に走りました。
軽く作られ、 ダガーボードにあるレースタイプと家財一切合財積んだまま、 ショートキールのUminekoは上り角度、艇速が大きく異なり、いいハンディをもらってもレースにならず、 レースコースをクルージングして楽しんだという結果です。舵は元オリンピック選手に握ってもらいましたが、 艇差はいかんともしがたい物がありました。
このマレーシア西岸、 タイのプーケット海域では幾つかの国際ヨットレースが行われてい ます。日本艇の出場は少ないですが各クラスの参加定数があまり多くないようなので、 まじめにやれば表彰台チャンスの高いレースだなあという印象でし た。毎日のパーティはスポンサーの補助がかなりあって、 お値打ち感の高いイベントになっていました。
その後は南下してペナン島の南東にあるボートヤード、Pen Marineに1月19日に到着。上架し2カ月の予定で修理、 整備を進めています。
主要な整備項目は、
-船体塗装の塗り替え、
-船艇塗料の塗り替え
これらは現行の塗装を剥ぎ落すのが大仕事で、 それには5人がかりで6日稼働、 毎日残業をして2週間を予定しています。デッキ上は粉だらけです。
-コックピットの作り変え-骨組みのパイプを作り直し、 グラスファイバーで屋根を作ります。
- 後ろの乗り降り用の台を木製からグラスファイバー製に作り直し。
-スクリューを可変タイプから固定タイプに変更。
-8つあるハッチのガラスを交換。
その他、色々で、費用は? 車が一台買える位かかります。
今後の計画です。
3月の中旬で整備を終え、タイのプーケット島に向かいます。そこでイベントを1つ行った後、 4月中旬にシンガポールに向かいます。5月初めにシンガポールを出発。ブルネイ、 フィリピンを経由して石垣島で日本に入国。沖縄を6月中旬に出、愛知県の武豊に下旬に到着予定です。
その後は、各地のヨットクラブを訪問しつつ、 は関東まで行く予定。折り返して9月、 10月に瀬戸内海で開催される第3回瀬戸内国際ラリーに参加。ラリー後、 南下を始めて11月には沖縄に着きたいと考えています。
年が明けたら台湾、 フィリピン経由で東南アジア海域に移動の予定です。この移動は少しゆっくりで。
Uminekoの拠点を東南アジアに置き、ラリーに参加したり、 体験乗船を行ったりしつつ、3ヶ月毎に日本の陸上生活、 東南アジアの船上生活を飽きるまで繰り返そうと企んでします。
今回の世界一周ヨットの旅を通じて、
① ヨットの世界一周は大きな困難の伴う冒険ではなくなってきている 。
② ヨットでのクルージングという楽しい人生の過ごし方が白人に独占 されている
という事が良く解りました。
また③カタマランヨットの楽しさも追加したいです。
残る人生、 この3つを紹介する活動で時間を使いたいと思っています。
という事で、ブログを再開します。 宜しくお願い致します。