2014年10月6日月曜日

10月5日、オランウータン見物

インドネシアの珍獣、第二弾はオランウータン。オランウータンという言葉はインドネシア語でOrang(人間)Utan(森)。森の人という意味です。この地のオランウータン見物は二階建てのボートを借り切って、国立公園の川を上るジャングルクルーズを楽しみながら、餌付け場に行って
オランウータンを見物するというもの。

まずはボートの手配が必要ですが、こちらから出向く前にモーターボートに乗ったセールスマン、AdiさんがUminekoにやって来ました。2日間ボート貸切、船長、食事、水、ガイド、料理人、公園入場料、カメラ持ち込み料、ボートパーキング、留守のヨットに泊まり込んでの見張り料トータルが料金です。 1時間位かけて当初価格7,700,000ルピアを4,800,000ルピアまで値切って商談成立。船を確認して翌日4日の乗船を待ちます。船は2階建てで、一階部は低い天井で乗組員部屋、2階部がゲストスペースです。長さ12m幅3m位の床に食事用テーブル、マットレス、見物用椅子が
配置され、後部には様式便座のあるトイレ、シャワーがついています。一階の後ろにキッチンがあり、アルコールコンロが熱源です。鍋、皿は沢山置いてありました。アイスボックスにブロックの氷を入れ、冷蔵庫になっています。
 
4日の朝にボートがUminekoに到着。荷物を積み込んで出発です。Kumai川を少し下り、左に曲がります。そこにはオランウータンの像が歓迎してくれています。両岸にはニッパヤシが茂り、奥に進むと水路は段々狭くなり、水面にはホテイアオイ、森はいろんな種類の木の密林にと変っていきます。

ガイドのGusti君がクロコダイルを見つけました。船を停止させ、後進。2m位のクロコダイルです。こちらに気が付くと、素早く水中に身を隠しました。ダーウィンのクロコダイルと行動が大分違います。次はサルの群れが木から木へと飛び移って移動をしているのを目撃。その次は黄色の体に青の羽、赤い嘴を持ったカワセミが前方を横切ります。
 
昼ごはんは料理人のリサちゃんがエビの甘辛炒め、焼きそばを作ってくれました。
 
そうやって川風に当たりながら楽しんでいると、船が沢山集まっている所に到着。キャンプリーキーと呼ばれる観察、餌付け場に着きました。ここで一匹のオランウータンが早くも登場。船の泊まっている岸沿いに歩き、人間を観察し、ポーズを取ってくれて観光客の期待に応えます。最後にやっと出てきたコモドドラゴンと大分違います。
 
船着き場から20分位歩くと餌付け場です。見学席の前にロープが張られ、20m位先に台が作ってあります。左手遠くの木の上に一匹が陣取り、こちらを観察しています。それを見ているうちにレンジャー2人が来てミルクの入ったバケツとバナナを台の上に置き、奇声を発してオランウータンを呼びます。最初に、子供が、次に赤ん坊をぶら下げた母親が、その次に大きな顔のオスが別々に来てはミルクを飲み、バナナを食べます。その間に高い木の上から黒い顔に白い髭、手の長い猿が下りてきて、バナナを食べて更に両手に持って高い枝に上がり安全な所でゆっくりとバナナをむいて食べるというアトラクションも入りました。オランウータンの動きはゆっくりで十分な時間楽しむことが出来ました。赤ん坊の目はかわいいですね。
 
見学後は少し戻った所に船を着け、シャワーを浴び、晩御飯を食べ、蚊帳を張って熟睡しました。森から、水面からいろんな音が聞こえていました。ジャングルの夜。
 
オランウータンが居るというだけで、レンジャー、ガイド、貸切ボート等のビジネスが成立しています。オランウータンが居ないと、ここに観光客は来ないでしょう。オランウータン様様のKumaiでした。





















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