2014年5月31日土曜日

5月31日、バヌアツに向かって帆走中。シイラがかかりました。

5月29日の12時45分にフィジーを出てバヌアツに向かっています。先回はバヌアツの南の島を訪れたので、今回は北の島に行こうと思います。まずは首都のポートビラに向かって真西に走っています。

532海里ありますがすでに半分を過ぎて残り215海里。29日、30日の午前中は風に恵まれませんでしたが、30日の午後から南東のいい風が吹いています。今日の夕方から到着時間調整の為、セールを小さくしています。現地時間31日午後5時の位置は南緯17度54分、東経171度54分、晴れ、25度。南東の風17ノット、波高2.5m。
 
先ほど、シイラがかかりました。体長103cm。マグロ・ワフ-を狙っているので、ルアーを再び流し始めたら、またシイラがかかりました。これはリリースしました。慣れてきたので早くなりました。ラム酒で眠らせ、逆さ釣りでさばき、切り身にして冷蔵するまで30分かからなくなりました。シイラは血が少ないので楽です。
 
6月2日の朝にポートビラ入港予定です。


2014年5月28日水曜日

5月28日、明日、フィジーを出発します。

Vuda Marinaに来て2週間が経ちました。晴れれば昼間は30度を超しますが夜は温度が下がって20-24度位で寝やすい快適な日々を送っています。色々と修理をしたり、他の船を訪問したりで時が経ちました。気分転換に昨日、一昨日は南東12海里にあるリゾート、マロロライライ島に行って来ました。2012年は6月5日に訪れています。その2年前に見た船、Uminekoの兄弟艇が2年前と同じムアリングブイに停泊しているのには驚きました。もうここに4年間もいるそうで、ここを拠点にして娘さんの働いているニュージーランドに行ったり、東南アジア旅行をしたりしているそうです。米国フロリダを出たのが2000年という事なので、もう14年船上生活を送っているとの事。
 
この辺りには国を出て5年、10年というヨットが多いです。日本にはあまりなじみのないクルージングという生活スタイルでリタイア後の時間を楽しんでいる白人はかなりの数がいる様です。殆どが老夫婦かおじいさんです。幸運にもヨットはどこかが必ず壊れます。それも不便な所で。その修理行為は極めてクリエーティブ。自分の頭と体でなんとか対応しなくてはなりません。元気にならざるを得なくなります。老後を元気に、刺激的に過ごすにはこのクルージングというのはなかなかいい方法かも
しれません。
 
明日29日にフィージーを出てバヌアツのポートビラに向かいます。真西に533海里。風はありそうなので3日間程度で着くと思います。

2014年5月17日土曜日

5月17日 Vudaマリーナに来ています、昨夜から大雨

ロビンソンクルーソーアイランドで一泊後、14日の朝に出発。30マイル北上しVuda(ブンダと呼びます)マリーナに入りました。ここも2年前に着た所。この辺りは電子海図と現実に約0.3海里のずれがあります。先回は入口の確認に苦労しましたが今回は大丈夫。
 
ここでは整備項目がかなりあります。マストトップの風向・風速センサーの交換、回らなくなったジブファーラーのベアリングの交換、セールの破損個所の修理、トランポリンの重ね縫い、セールカバーの破損個所の修理、造水機の修理等々。セールの修理以外は自力修理です。
 
16日には日本から山岡さんが到着。日本食材のお土産を頂きました。ありがとうございます。山岡さん、日本ではかなり力のある雨男。神通力はここフィージーでも通用。昨晩から雨が降り始め、今日は朝からドシャ降り。天気が良ければ近くのリゾート島へ一泊クルージングの予定だったのですが。



2014年5月13日火曜日

5月13日 ロビンソンクルーソー島

5月の12日、午後5時にSuvaを出港。13日の午前9時にロビンソンクルーソー島リゾートの到着。位置は南緯18度3分、東経177度17分。
 
ここはサンゴのリーフに囲まれた小さな島のリゾートです。なかなかヨット乗りに対して気前のいいリゾートでF$1(60円)を払えば、会員にしてくれ会員であれば、ショー、ヤシの実遊び、シュノーケリング島の遊びがタダになるという嬉しい所です。
 
クラブメッド--地中海クラブはそこの従業員の人使いが荒い事で有名ですが、この島も負けず劣らず。
 
7人の男性が客の送り迎えのボートの運転、ヤシの実遊びの実演、伝統的石焼釜の説明、熱い石の上に乗る芸、踊り、ナイフ踊り、火踊りを行い、そのあとはシュノーケルボートを運転して、海に飛び込んでガイド、夕方はセブセブ儀式を行い、最後は大きな焚火をたいていました。






2014年5月10日土曜日

5月10日、サブサブからスバへ

サブサブでは2年前と同じように、夕暮を楽しみ、温泉で卵を茹で、今回は先回逃した露天風呂で疲れを癒し、最後の夜はヨットクラブのバーでカラオケパーティを開催。地元の人を中心に閉店まで楽しみました。先回はバンドのボーカルがいましたが、今回は元オペラ歌手がいて、大いに盛り上がりました。
 
9日は昼前にサブサブを出て、ナイトセーリングでフィージーの首都、スバまでやって来ました。ここはロイヤルスバヨットクラブがありますが、マリーナは狭く、は満席なのでマリーナの外のムアリングブイを取っています。
 
久しぶりの大都会!。マーケットでは野菜が豊富でこれが安い。写真の野菜、一山は60円から180円程度です。






2014年5月6日火曜日

5月6日 世界一周達成! フィジーのサブサブに着きました。

5月6日、午前8時、Uminekoはフィージーはサブサブのコプラシェッドマリーナに無事到着しました。誠に懐かしい所です。無線でマリーナに到着を伝えると、小舟が迎えに来ました。スタッフは覚えていてくれて第一声が「Umineko,Welcom Back」

2012年5月26日にここを出発して以来2年弱、カタマランヨット、Uminekoでの世界一周達成しました。ホノルルを出て767日、総走行距離35016海里(64850Km)、燃やした軽油5400リットル。今は心地よい達成感に浸っています。

正直なところ、思っていたより簡単でありました。難行苦行はほとんど無。ホノルルを出て30ノットの横風を受けて帆走していた時の3日間の船酔いがつらいといえばつらかった。楽しい思い出ばかりです。ナビゲーションはI-PadとNavionicsソフト一本のみ。
クルージングヨットの世界一周にしてはちょっと急ぎすぎの感がありますが、事故無、怪我無で達成できました。左のエンジンの交換、右舵の喪失とか、色々とトラブルはありましたが、日程を変えない範囲で対処出来ました。
これも沢山の皆様に応援頂き、安全航海を祈って頂いた結果と思っています。本当に有難うございました。
この後はFijiの温泉を楽しみ、ある程度の修理を行った後、バヌアツの火山、ソロモン諸島はガダルカナルを訪問し7月にオーストラリアのダーウィンに入ります。

そこで7月26日に出発するセイルインドネシアというラリーに参加し、インドネシアを3か月かけてクルージング。11月初旬にシンガポールに入港。その後はマレーシア西岸を北上し、11月24日にタイのプーケット島に入り30日から1週間の日程で行われるキングスカップというヨットレースに参加。その後にプーケットかマレーシアのボートヤードで疲れ果てたUminekoの色直しを行います。
2015年の5月の初め、モンスーンの風が南西に変った時点でマレーシアを出発し、日本に向かいます。途中に数か所立ち寄り6月の中旬までには愛知県の衣浦港に到着したく考えています。
その後は、日本を海から廻り、今回の体験を各地のヨットマンと共有したいと考えています。
Umineko艇長、佐藤宗之


2014年5月2日金曜日

5月2日、ハーパイに来ています。

トンガの島々は3つのグループで出来ていて、入国したのがババウグループです。現在、其処から南に70海里南のハーパイグループに来ています。ハーパイの首府(首村?)パンガイの港内の桟橋に舫っています。位置は南緯19度48分、西経174度21分。ハーパイには4月30日に到着しましたが、その後は雨の降る時間が多く、うんざりしています。
 
ここは2月にサイクロンに痛めつけられ、村内は屋根の無い教会、全壊、半壊の家々、その庭でのテント生活があちこちに見られます。ここはサンゴ島で山は無く、生活の水は屋根で雨水を集め、それを大きなコンクリート製のタンクに貯めています。
 
道を最も頻繁に横切るのは豚さんの家族。かわいい子ブタ5-10匹を引き連れた豚が村内のあちこちで草を食べています。近づくと、一瞬動きを止め、もう一歩踏み出すと一目散に逃げていきます。この辺りではお葬式には一人当たり3Kgの肉料理を提供する風習があるという事で、豚にとって人間は恐ろしい存在なのです。
 
桟橋の下には小イワシが群れています。時々、集団でジャンプをします。ザーッと音がして海面が沸き立ちます。外で日本語が聞こえます。出てみると地元の高校生のグループがいました。簡単な挨拶、数字の日本語を話します。以前にいたJICA派遣の先生が教えたのでしょう。

丁度、お昼の時間。一人がインスタントラーメンをポケットから取り出し、袋を開けて粉のスープ、調味油を混ぜ、乾燥麺に味を付けてそのままポリポリ。他もそれに続きます。中国製インスタントラーメンは一袋30円程度で殆どのお店に置いてあります。ババウでもそうでしたが、トンガの店は殆どが中国人がやっている様です、中華料理店はなくても中国人はここにも根付いています。
 
次の寄港地はフィジーのサブサブ。2012年の5月に訪れています。ここに着いたら世界一周完了。今は進行方向である西から風が吹いています。この風が南に変る明日3日に出港の予定です。






5月2日、マグロメニュー

浦野シェフの渾身のディナーです。
 
塩胡椒炒め、刺身、握り寿司、高野豆腐の4コースでした。