2014年3月18日火曜日

3月18日、黒真珠

18日はタヒチ名物のブラックパールの養殖場に行ってきました。先日に予約した時間より10分早く迎えの無料バンが到着。もう一組をピックする為に島を東に行ったり、西に行ったり。どうも行き違いがあったようですが、お蔭で島内無料観光が出来ました。もう一組をピックアップ後、島を西に走り、内海側に面した所にある、Gauguin's Perl Farmに到着。庭に設けられた屋根の下で、黒真珠の養殖プロセスを案内人のステファンさんが説明してくれます。

1960年代にタヒチの黒真珠養殖を始まったという事で、日本の養殖技術を日本人グラフター(貝に核を入れる手術をする技術者)を迎えてスタート。その後は日本人は高すぎるので、現地にグラフター学校(2年間教育)を作り、今は全て現地人の手で行われています。

浮遊している貝を採り、3年間ネットで育てると直径10-12cm位になり、核を入れる手術が施され、更に2年育てて最初に真珠が取れます。同じ貝に更に大きな核をいれ2年後にもう一回、更に2年後にもう一回真珠を取り、その後は貝柱は食用に、殻は装飾用の材料として使われます。

最盛期は一人にグラフターの月給は1万ユーロ(140万円)程度で鼻息が荒かったようですが、今は月給は2000ユーロ(28万円)程度。一日に450個の核入れ手術を行っています。このGauguin's Pearl Farmも最盛期は20人のグラフターがいたそうですが、今は4人。
 
説明と行程の見学後はエアコンの効いた販売所内で黒真珠の形と色、光沢によるランキングの説明。黒真珠って、艶のいい、大きな真ん丸の物は高いのですね。予算外。完成品は全て一旦政府管轄の場所に運ばれ、表面層の厚さを検査後に品質保証を付けて販売ルートに乗ります。






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