2013年11月10日日曜日

11月7,8,9,10日、Fort Lauderdale到着

11月7日は午前8時15分出発。今日は固定橋で高さ表示が63フィートの橋を2つくぐりました。新しく入れたナビソフトは水路の色々な最新情報の書き込みを読める機能が付いています。その最新の書き込みによると、63と表示されているが実際は65あるとあり、それを信じてこの2つの橋をくぐりました。内心、ひやひや。もし63であればVHF無線のアンテナが曲がる可能性があります。マスト灯、センサーは大丈夫なはず。通過時には双眼鏡であたるか否か覗きます。OKでした。午後3時にFort Pierce City Marinaに到着。ここはペンギンの多いマリーナです。魚を飲み込むところを写すことができました。
 
11月8日、午前8時45分出発。北北東の風が18-30ノット吹きUminekoを押してくれます。水の流れは順だったり逆だったり。今日は43マイル走って午後4時30分にOld Cove Marinaに到着。マリーナの受付の所で雑談をしていると、夕方から結婚のパーティをすることになっている新郎と知り合いになり、パーティへの招待を受けました。新郎はヨット乗りで、是非来てくれという事で久々に美味しいワイン、ロブスタースープ、ひれ肉のステーキを楽しみました。ジャックさん、マリアさんお幸せに。
 
11月9日からは跳ね橋が多くなります。ほとんど開く時間が決まっていて、その数分前に橋の近くまで行って、VHFで要求を行います。ここからFt Lauderdaleまでの42海里の間に21の橋があり、橋の間隔は平均2海里。ちょっと行ったらすぐ橋です。間に合わなかったら30分間、橋の前でうろうろする事になります。水の流れも順方向、逆方向が入れ替わり、速度調整に忙しい。今日は12個の橋を通過し、Lake Boca Ratonという長方形の水面にアンカリング。ひと眠りしている間にアンカーが約30m走錨し、再びかかっていました。混んでなくて幸いでした。
 
11月10日。今日はICW最後の旅、Ft Lauderdaleまでの半日わずか16,7海里の行程です。午前8時50分出発。水路に戻る途中で、急に浅くなりズズズ。ちょっとばかり底の泥に乗ってしまいました。バックで難なく離脱。Ft. Lauderdaleno水路沿いにある家は誠に立派な家が多く、時々観光船にできるような大きなモーターボートが家の前に止めてあります。アメリカの豊かさを強く感じます。

急ぐ必要のある区間で両エンジン3000回転ですすんでいたら右エンジンの水温警報が点灯。海水のストレーナーを見たらゴミで四分の一位塞がれていました。取り除いてこの問題を解決と喜んでいたら今度は左のエンジンの回転が1800回転以上上がらなくなりました。工事の橋があり、アイドリングで約1時間橋の前で船を止めていたら、1200回転しか回らなくなってきました。昨年、南アフリカに着く手前で右エンジンに起こった症状とほぼ同じなので恐らくミキシングエルボがカーボンで塞がれつつあるのだろうと想像しながら、マリーナに向かうために右折してICWの本ルートからはずれ、New Riverに入ります。水路はどんどん狭くなり、前後をモーターボートに挟まれてくねくねと進みます。後ろから約1ノットの水の流れが船を押します。あっ、前の船がバックしてきた。反対方向から小型ボートが前後について牽引されている大きなモーターボートがやってきます。左エンジンは1200回転し回らず、Uminekoは水路の真ん中で斜めになっちゃいました。

その左横を牽引ボートはすれすれに通っていきます。叫び声一つ無。今度は跳ね橋があがっています。反対からのボート、後ろからのボートと狭い空間にボートが出てきて、肝を冷やしっぱなしでした。前後に船が居なくなった時に180度回転。Fort Lauderdale Downtown City Dockに無事着艇。街の真ん中で、狭い川の反対側はレストラン、その横は水上タクシー、観光船乗り場で誠に騒々しい所です。

ここで修理、掃除、買い出し等の次なる航海に向かっての準備を行います。13日には平さんが到着し、ここから後は4人での航海になります。出発は20日から25日の間で風の方向が南ー南西になった時です
 
なんでエンジンは難しい着艇時に限って不調になるんですかね。






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